LPガスご利用ガイド
LPガスがつくる安全で快適な暮らし
LPガスは、家庭用エネルギーとして全国総世帯のほぼ半数(2,500万世帯)で利用されているほか、自動車用や都市ガス用、さらに工業用、化学原料用、電力用としても使われており、私たちの生活に欠かせない重要なエネルギーです。
- LPガスは、環境にやさしいエネルギーです〈1〉
- 安全・安心で、災害に強いエネルギーです〈2〉
- LPガス協会が提案したいこと…それはベストミックスです〈3〉
LPガス協会が提案したいこと…それはベストミックスです
ご家庭で使われているエネルギーにはガス、灯油、電気などがあり、その比率はそれぞれ約3分の1ずつで、そのうちガスは、LPガスと都市ガスとでさらに約2分の1ずつで利用されています。エネルギーのほとんどを海外からの輸入に依存している日本で、安定してエネルギーを供給するには、どれか一つのエネルギーに頼るのではなく、分散することが望ましいと言えます。このエネルギーを分散し最適なバランスで使用することを「エネルギーのベストミックス」と言います。
経済性や利便性、そして環境への影響など、ガス・灯油・電気、それぞれのエネルギーの特性を十分に発揮しあい、有効に、そして地球にやさしく利用すること。それが私たち、LPガス協会が提案する「エネルギーのベストミックス」です。
LPガスの利用用途は広がり続けています
キッチン・バス・リビングなどの家庭用はもちろん、業務用・工業用、農業から水産加工業まで、幅広い分野で利用されているのがLPガスです。さらに超低公害で高出力のLPガス自動車、燃料電池やコ・ジェネレーションなどの効率的な発電システムまで、LPガスの特性を最大限に活かす最新システムが開発され普及しつつあります。
LPガスの3つの特性
- ○LPガスはクリーンなエネルギー
- CO2の排出量が天然ガスと同等に少ない「クリーンエネルギー」です。また、都市部から郡部、山間、離島まで我が国全域をカバーしている、可搬性にすぐれた「分散型エネルギー」です。さらに、設置や復旧が容易で、被災地での炊き出しや仮設住宅への供給に活躍する「災害に強いエネルギー」です。
- ○LPガスと他のエネルギーとのベストミックス
- こうした特性から、再生可能エネルギーである「太陽光発電」や、環境にやさしい「燃料電池」などとのベストミックスにより、我が国が目指している“地産地消”型コミュニティを支えるエネルギーとして期待されています。
また、大規模地震など大災害の発生時には、ネットワーク型供給である電気や都市ガスの途絶が懸念されるため、災害時に避難所となる公共施設へLPガス導入が進められています(「災害対応LPガス供給ユニット」や「ガスエンジンヒートポンプ(GHP)」など)。
- ○国が考える「望ましいエネルギーのミックス」
- 国では、「“原発からグリーンへ”という方針のもと、原子力発電への依存度を可能な限り低減させつつ、省エネルギー対策の抜本的強化、再生可能エネルギーの開発・利用の加速化、化石燃料の有効利用により、新たなエネルギーミックスを実現するため、必要な施策を具体化させる」(総合資源エネルギー調査会基本問題委員会第31回会合<平成24年8月23日>)よう、検討を進めています。
LPガスの利用促進と、LPガスと他のエネルギーとのベストミックスは、こうした国の基本的な考え方と施策に合致する取り組みであると言えます。
LPガス協会は、このような視点から、国のエネルギー政策に沿って、クリーンエネルギー・LPガスはもちろん、太陽光発電など新エネルギーとの複合・融合によるベストミックス・エネルギーを提案しています。