ガス事故の発生数や死傷者数は、都市ガス、LPガスともほぼ同数。発生比率や死傷比率もほぼ同じです。だから、都市ガスが少なく、LPガスが多いといった違いはありません。
これは、お客様への啓蒙・啓発や注意喚起といった「ソフト面の対策」と、異常をキャッチするマイコンメーターや警報器の普及、またミスが事故につながりにくい安全・安心重視タイプ機器の普及といった「ハード面の対策」が徹底してきていることがあります。
マイコンメーターは、LPガスの方がとっくに全戸普及を実現しており、現在はガス漏れなどのほか、大きな揺れ(震度5相当以上)のときもガスを止める仕組みになっています。
【マイコンメーターの普及】
マイコンメーターは、ガスの使用量を計るほか、お客様宅でのガス使用状況を常に監視し、ガスの流れや圧力等に異常が発生したときなど、「危険!」と判断されるときはガスを止めたり、警告を表示する機能を持っています。
また、震度5以上の地震が発生したときには、ガスを自動的に止めたり、警告を表示します。
LPガス業界では平成5~6年に、ほぼ全戸へのマイコンメーターの設置を終えています。都市ガスは追って、その5年後にほぼ全戸に設置しました。
【ガス事故発生状況】
経済産業省「都市ガスの安全・LPガスの安全」
http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/